巴工業
証券コード:6309|東証プライム
遠心分離機メーカーと化学品の専門商社、2つの顔を持つ巴工業。業績・配当・財務を自分で調べた隊長が、実際に現物での購入を検討している記録です。隊長は現在、👀警戒監視。
🏭遠心分離機×🧪化学品商社|💴予想配当利回り約4%|🛡️自己資本比率76.7%|🍷ワイン優待

隊長がXで見つけ、自分で業績や配当を調べて「現物で持ちたい」と考えている巴工業(6309)。この記事は、AIが選んだ銘柄の紹介ではなく、隊長本人が実際に購入を検討している銘柄の記録です。
隊長が何を評価し、どの価格帯を見て、どう買おうとしているのか。そして一次資料で確認できる巴工業の業績・財務・株主還元を、順番に整理します。
本記事は企業の一次資料を中心にAIを活用して調査・整理し、最終的な評価・チャート分析・所感は隊長本人が行っています。🔥隊長の本音/隊長本人の判断/隊長が見ているポイント のラベルが付いた枠は隊長本人の言葉です。それ以外の本文は🤖AI調査班による一次資料の整理、🐼パン隊員はチャートの確認、🐧ペン隊員は初心者向けの補足です。
30秒でわかる巴工業
【2026年10月2日終値時点/2026年10月期第3四半期決算まで反映】
10月2日終値
1,918円
予想PER 12.8倍/PBR 1.29倍(資産防衛隊算出)
予想配当利回り
3.96%
2026年10月期の予想配当 年76円で計算
自己資本比率
76.7%
2026年7月末(第3四半期末)
- どんな会社? 化学工業製品の専門商社(売上の約4分の3)と、デカンタ型遠心分離機のメーカー(約4分の1)という2つの事業を持つ会社です。
- なぜ取り上げた? 隊長がXで見つけ、業績・配当・財務を自分で調べて、現物で持ちたいと考えている銘柄だからです。
- 注目点 営業利益は2021〜2025年10月期に5期連続で増加。配当方針は「DOE5%を下限、連結配当性向50%以上」(2026〜2028年10月期の中期経営計画期間)。
- 警戒点 隊長が一番気にしているのは半導体市況。会社の資料からは、アンチモン相場の下落による減収や、第4四半期に利益が偏る見通しも確認できます。
- 現在のスタンス 👀 警戒監視(未保有)。1,879〜1,934円の価格帯、特に1,879円付近で日足ベースで反発するかを見ています。
🐼 チャートで現在地を確認
隊長がTradingViewで保存した4枚のチャートを、パン隊員が長い時間軸から順に確認します(いずれも2026年10月2日終値までの表示)。月足は長期の流れ、週足は中期の流れと重要な価格帯、日足は現在の値動き、4時間足は実際に買う場合のタイミング確認に使います。
月足:長期の右肩上がりの中で、高値から一服

パン隊員の確認
「月足では2023年ごろから上昇が強まり、2026年に上側の緑の線の近くまで上がったあと、いまは1,900円台まで戻ってきています。株価は25本移動平均線より上にあります。長い流れの中で、いまどのあたりにいるのかを確認する時間軸です。」

隊長が見ているポイント
「月足の緑色の平行線は、長期的にチャートが右肩上がりで推移していると見て、その流れを意識して引いた線です。」
「長期的には、チャートは上方向と見ています。」
週足:高値のあとの下げと戻りを経て、25本移動平均線の近くへ

パン隊員の確認
「週足では、2026年3月の高値のあと6月に1,651円のライン付近まで下げ、9月に2,000円台まで戻したあと、再び下げています。株価はいま25本移動平均線のすぐ上です。中期の流れがこのあと上を向くのか、もみ合いが続くのかを見ていく位置です。」

日足:隊長が注目する1,879〜1,934円の価格帯に入ってきた

パン隊員の確認
「日足では、9月の高値から下げて25日移動平均線を下回り、黄色の2本のライン(1,934円・1,879円)の間に入ってきました。7〜8月にも、この価格帯の中で推移していた期間があります。ここから下げ止まるのか、1,879円を下回るのかを見ていく場面です。」

隊長が見ているポイント
「1,879円~1,934円。過去にボックス相場になっていた価格帯として注目している。ここから株価がどう動くかを見ている。」
「1,879〜1,934円の価格帯では、特に1,879円付近で日足ベースで反発するかどうかを見ていきたいです。」
「反発を確認できるかを購入判断の一つにします。」
「1,879円を明確に割った場合は、すぐに買わず、少し様子を見る予定です。」
4時間足:短期の下げの勢いを確認

パン隊員の確認
「4時間足では、9月の高値から下げが続き、MACDはシグナル線の下、RSIも低い水準まで下がっています。株価は1,879円のラインのすぐ上です。日足で反発を確認するときに、短期の下げの勢いが弱まってきたかを見る補助の時間軸です。」

※黄色の水平ライン(1,934円・1,879円・1,651円など)と月足の緑の平行線は、隊長がチャート上で意識して引いた線です。この価格で止まる・反発する、今後もこの範囲で推移する、といったことを示すものではありません。
🚒 隊長はなぜ巴工業を現物で持ちたいのか

🔥 隊長の本音
「Xで巴工業を見つけた。その後、自分で企業の業績や配当などを調べて、気になる銘柄になった。」
隊長が評価している3つのこと

隊長本人の判断
「業績が安定している」
「現在株価ですでに配当利回りが4%近いことが魅力」
「自己資本比率も70%強あり、財務面にも魅力を感じている」
隊長本人の判断
「特定の新規事業やテーマを強く期待して買いたいというより、やはりこれまでの安定した業績と配当を評価しています。」
🔥 隊長の本音
「現在の株価でもすでに欲しい。「もっと大きく下がらないと買わない」という状態ではない。」
どう買おうとしている?

隊長本人の判断
「10月は株主優待の権利月でもあるため、できるだけ2026年10月中に買っておきたい。」
「最終的には200株を保有したい。ただし、最初から200株を一気に買うとは決めていない。値動きを見ながら、100株で様子見エントリー→その後200株という方法も候補。」
「まず100株を購入した場合、その後1,650〜1,700円あたりまで下がるようなら、追加で100株を買う考えです。最終的には200株保有を目指します。」
隊長本人の判断
「優待が購入判断のメインではないので、優待を取るためだけに無理して10月中に200株まで揃えるつもりはありません。」
「優待月の終盤は株価が急に下がることもあると考えているため、優待より株価・買うタイミングを優先します。」
※1,879〜1,934円・1,650〜1,700円は、隊長本人がチャート上で注目している価格帯・追加購入を考えている価格帯です。買い推奨価格・目標株価ではありません。この価格で株価が止まる・反発することを示すものでもありません。
優待のワインは「楽しみの一つ」

🔥 隊長の本音
「最終的に200株を保有する理由の一つとして、株主優待も意識している。」
「来年の10月にワインを1本もらえる(笑)。おいしく飲めるかどうかは今後の株価次第?(笑)」
AI調査班の補足:会社公式ページの条件では、ワイン1本(200株以上600株未満)を受け取るには、4月末・10月末の株主名簿に同じ株主番号で200株以上の記録が連続3回以上必要です。2026年10月末に200株以上を持ち、2027年4月末・10月末も続けて持っていれば、最短で2027年10月末が基準日、発送は12月下旬の予定です。2026年10月末の時点で100株だった場合は、最短でも1年遅くなります(詳しくは後半で整理しています)。
何が起きたら考え直す?

🔥 隊長の本音
「現在、一番気になっているリスクは半導体市況です。」

隊長本人の判断
「減配した場合や、現在のDOE5%という株主還元方針を維持できないような状況になった場合は、一度保有・投資判断を考え直すポイントだと思っています。」
デイトレ道場で売買した銘柄だけど
隊長本人の判断
「デイトレ道場で実際に巴工業を売買したことによる、現物購入判断への特別な影響はありません。」
「もともと長期的には上方向と見ていた銘柄です。」
巴工業は、パン隊員のデイトレ道場 第2戦でも短期売買の実戦記録として取り上げています。短期売買の記録と、長期保有の候補として調べる今回の企業分析は、別の記事として分けています。
🔍 もっと詳しく企業を調べる
ここから先は、AI調査班が決算短信・有価証券報告書・会社公式IRなどの一次資料をもとに確認した内容です。
巴工業はどんな会社?遠心分離機と化学品専門商社
巴工業は、2つの事業を持つ会社です。化学工業製品を国内外から仕入れて販売する「化学工業製品販売事業」と、遠心分離機などを製造・販売する「機械製造販売事業」です。
| 事業 | 売上高 | 営業利益 | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 化学工業製品販売 | 44,127 | 3,508 | 8.0% |
| 機械製造販売 | 15,238 | 1,844 | 12.1% |
| 合計 | 59,365 | 5,352 | 9.0% |
売上の約4分の3は化学品、約4分の1は機械ですが、利益率は機械のほうが高く、営業利益の約3分の1を機械が稼いでいます。顧客の所在地別の売上は、日本が50,641百万円、アジアが6,862百万円、その他が1,861百万円です(2025年10月期)。
化学品:ニッチな商材を扱う専門商社
会社は化学品事業を「ニッチな高シェア商材を扱う化学系専門商社」と説明しています。認証取得商品や特殊原料など40,000点以上の品目を扱い、理工系のセールスエンジニアが新製品開発の初期段階から顧客と連携する体制をとっているとしています。タイ・ベトナム・マレーシアの現地法人、パワー半導体向け商材を扱うチェコの拠点、インドの駐在員事務所があります。
| 分野 | 2024年10月期 | 2025年10月期 | 主な内容(会社の説明) |
|---|---|---|---|
| 鉱産関連 | 6,329 | 13,915 | 樹脂向け添加剤(三酸化アンチモン)など |
| 化成品関連 | 9,633 | 10,483 | コーティング用途向け材料など |
| 工業材料関連 | 6,592 | 6,510 | 建材・耐火物向け材料など |
| 機能材料関連 | 7,204 | 5,227 | 半導体製造用途向け材料など |
| 電子材料関連 | 4,679 | 4,368 | 半導体組立用途向け材料など |
| 合成樹脂関連 | 4,523 | 3,619 | 輸入樹脂など |
中期経営計画では、機能材料関連の取り組み方針として「次世代半導体市場(AI用データセンター向けGaN等)での商権確立」を掲げています。これは会社が今後取り組む方針で、今回確認した資料では、この分野の売上や利益への寄与額は確認できませんでした。
機械:デカンタ型遠心分離機の国内トップメーカー
遠心分離機は、回転の力で液体と固体などを分ける機械で、下水処理や化学工場などで使われます。会社は自らを「デカンタ型遠心分離機における日本国内のトップメーカー」とし、「PVC(塩化ビニル)世界生産量第一位の中国においてシェア90%」と説明しています(いずれも会社資料の表現)。
機械は受注から納品まで5〜12か月かかり、納品後も予備品の販売や2年ごとを推奨するオーバーホール、約15〜30年での機械の更新が続くため、会社は「保守メンテナンス等取引の粘着性が高い」としています。2025年10月期の機械事業の売上のうち、部品・修理は8,871百万円で約6割を占めます。
成長に向けて、会社はインド(2025年11月に現地法人を設立)・東南アジア・米国・中国での販売拡大、バイナリー発電装置(工場などの排熱を使う発電装置)の販売、超低温ベルト乾燥機などの新しい製商品の拡充を進めています。神奈川県綾瀬市では、遠心分離機の主要部品をつくる新工場(設備投資額52億円予定、2027年10月稼働予定)を建設中で、生産能力を現状の150%に高める計画です。
巴工業の業績は安定している?10年の推移
隊長が評価している「業績の安定」を、10年分の決算短信で確認しました。

ここを見る:売上高は2019年・2020年10月期に一度減ったあと、2021年10月期から増え続けています。営業利益は2021年10月期以降5期連続で増え、2025年10月期は2016年10月期の約2.7倍です。右端の2026年10月期は会社予想で、まだ実績ではありません。

ここを見る:EPS(1株当たり当期純利益)は10年で約4倍(32.37円→128.66円)になりました。BPS(1株当たり純資産)は10期続けて増え、840.94円から1,427.68円になっています(いずれも株式分割調整後)。2026年10月期の会社予想EPSは149.54円です。
| 決算期 | 純利益 | 営業利益率 | ROE |
|---|---|---|---|
| 2016年10月期 | 968 | 5.0% | 3.8% |
| 2017年10月期 | 1,503 | 5.3% | 5.8% |
| 2018年10月期 | 1,513 | 5.6% | 5.5% |
| 2019年10月期 | 1,569 | 5.7% | 5.5% |
| 2020年10月期 | 1,532 | 5.8% | 5.2% |
| 2021年10月期 | 2,108 | 6.3% | 6.9% |
| 2022年10月期 | 2,659 | 7.2% | 8.0% |
| 2023年10月期 | 2,733 | 8.2% | 7.7% |
| 2024年10月期 | 3,616 | 9.0% | 9.5% |
| 2025年10月期 | 3,851 | 9.0% | 9.4% |
| 2026年10月期(会社予想) | 4,400 | — | — |
10年間、純利益はすべて黒字です。営業利益は2019年・2020年10月期に小幅に減った年がありますが、2021年10月期以降は5期連続で増え、2016年10月期の1,970百万円から2025年10月期の5,352百万円まで約2.7倍になりました。営業利益率も5.0%から9.0%に上がっています。会社は2025年10月期について「営業利益・経常利益は5期連続で過去最高を更新」と説明しています。
一方で、2025年10月期の化学品の増収(+5,011百万円)は、鉱産関連の樹脂向け添加剤(+7,586百万円)が大きく押し上げたもので、半導体関連の機能材料関連は前期より減っていました。「安定」の中でも、分野ごとの増減は毎年あります。
最新決算:2026年10月期 第3四半期はどうだった?
| 項目 | 2025年7月期(前年同期) | 2026年7月期(第3四半期累計) | 前年同期比 | 通期予想に対する進捗 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 46,406 | 46,805 | +0.9% | 74.4% |
| 営業利益 | 4,806 | 4,713 | −1.9% | 79.9% |
| 経常利益 | 4,854 | 4,841 | −0.3% | 80.7% |
| 純利益 | 3,358 | 3,524 | +5.0% | 80.1% |
第3四半期累計は、売上高が前年同期比+0.9%、営業利益が−1.9%でした。会社は、人件費を中心とした販管費の増加と機械事業の減収で営業利益は若干下回ったものの「概ね想定通りの進捗」と説明しています。純利益の増加は、中国子会社の清算に伴う利益や政策保有株式の売却益によるものです。
- 化学品:売上高34,844百万円(+1.8%)、営業利益2,914百万円(+3.8%)。工業材料関連(建材・耐火物向け)や化成品関連、半導体向けの機能材料・電子材料関連が伸びた一方、鉱産関連は、アンチモン相場の下落と競合他社の供給回復により樹脂向け添加剤が減り、2,379百万円の減収でした。
- 機械:売上高11,960百万円(−1.8%)、営業利益1,798百万円(−10.0%)。官需は大都市圏の大型機械・工事・修理で伸びた一方、民需と海外は前期の大型案件(海外は半導体向け)の反動で減りました。受注残高は11,285百万円で前年同期(13,071百万円)を下回っていますが、会社は第4四半期に海外・官需で大型案件の受注を見込み、期末には過去最高水準になる見通しとしています。
会社は2026年10月期の通期予想(売上高62,900百万円、営業利益5,900百万円、純利益4,400百万円)を変えておらず、売上・各利益とも過去最高の更新を見込んでいます。ただし、通期予想を達成するには、第4四半期(8〜10月)の3か月で営業利益約1,187百万円が必要です。前年の第4四半期は約546百万円でした(資産防衛隊算出)。第4四半期の結果は、2026年12月予定の本決算で確認できます。
自己資本比率76.7%の中身:財務とキャッシュフロー
隊長が魅力に感じている「自己資本比率70%強」は、2026年7月末時点で76.7%(総資産56,817百万円、純資産43,601百万円)でした。2016年10月期以降の10期でも、自己資本比率は72.4%〜77.2%の範囲で推移しています。

ここを見る:2016年10月期末から2026年7月末まで、自己資本比率は一度も70%を下回らず、70%台で推移しています。右端の76.7%は第3四半期末(2026年7月末)の値で、期末の値ではありません。
- 現金及び預金は9,571百万円(2026年7月末)。2025年10月末の13,367百万円から減っています。この間に、自己株式の取得(自己株式は14,934株→558,134株)も行われています。
- 連結貸借対照表に借入金は計上されていません(2025年10月末・2026年7月末)。
- ただし、中期経営計画では「必要に応じて有利子負債を有効活用」する方針で、新工場の資金調達には自己資金・金融機関借入・補助金(13.5億円)を使う予定です。今後、借入金が増える可能性があります。
| 決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | 期末の現金及び現金同等物 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年10月期 | 2,142 | −977 | −494 | 12,607 |
| 2022年10月期 | −1,739 | 60 | −498 | 10,732 |
| 2023年10月期 | 3,512 | −99 | −678 | 13,519 |
| 2024年10月期 | 3,363 | −629 | −1,327 | 14,933 |
| 2025年10月期 | 2,376 | −2,474 | −1,546 | 13,367 |
営業キャッシュフローは2022年10月期に、在庫と売上債権の増加でマイナスになりました。商社の事業は、売上が伸びる局面で在庫や売掛金が増え、現金が一時的に減ることがあります。2025年10月期は、新工場の土地取得などで投資CFの支出が増えています。
配当方針「DOE5%下限・配当性向50%以上」とは?

ペン隊員の疑問・解説
「隊長が言っている「DOE5%」って何?配当性向とはどう違うの?」
配当性向は「その年の純利益のうち、何%を配当に回すか」です。DOE(株主資本配当率)は「株主資本に対して、何%を配当に回すか」で、会社は「配当総額÷期末株主資本」と定義しています。会社は「これまで以上に安定的な配当を実現するため」に、配当性向に加えてDOEを導入したと説明しています。
2025年10月期 決算短信に書かれた配当方針(原文)
「健全な財務体質の維持を図りつつ、中長期的な業績見通しや事業戦略等を総合的に勘案した上で、株主資本配当率(DOE)5%を下限とし連結配当性向50%以上を目標とすることで安定的かつ継続的な配当を実施します。」
- 適用期間:新しい中期経営計画の期間(2026年10月期〜2028年10月期)の配当方針です。2029年10月期以降の方針は、まだ示されていません。
- これまでとの違い:2025年10月期までの方針は「連結配当性向40%以上を目標」でした。配当性向の目標を50%以上に上げ、DOEを新しく加えました。
- 2026年10月期の予想:年76円(中間36円・期末40円)。期初予想の72円から増えています。予想EPS 149.54円に対する配当性向は約50.8%です(資産防衛隊算出)。

ここを見る:2022年10月期までは年15〜18円前後(分割調整後)でしたが、2023年10月期から大きく増えています。2025年10月期の60.33円は、中間配当73円(分割前)を3で割った24.33円と期末配当36円(分割後)の合計です。右端の76円は会社予想です。
| 決算期 | 配当性向 |
|---|---|
| 2016年10月期 | 46.3% |
| 2017年10月期 | 29.9% |
| 2018年10月期 | 31.0% |
| 2019年10月期 | 29.9% |
| 2020年10月期 | 31.3% |
| 2021年10月期 | 23.7% |
| 2022年10月期 | 19.9% |
| 2023年10月期 | 40.2% |
| 2024年10月期 | 40.0% |
| 2025年10月期 | 46.9% |
| 2026年10月期(会社予想) | 50.8% |
この10期で、年間配当(分割後換算)が前の期を下回った年はありません。2023年12月に配当方針を「配当性向40%以上」に変えてから(2023年10月期の期末配当から適用)、配当は大きく増えています。BPS(1株あたり純資産)も10期続けて増えました。

ペン隊員の疑問・解説
「配当は純利益だけじゃなく、株主資本も基準にして決める方針なんだね。でも、方針があるからといって、配当がずっと減らないと約束されているわけではないんだ。」
配当方針は会社の目標であり、将来の配当額を保証するものではありません。業績や財務の状況によって、方針や配当額が見直される可能性があります。隊長は、減配した場合やこの株主還元方針を維持できない状況になった場合を、判断を考え直すポイントにしています。
株主優待のワインはいつもらえる?公式条件を確認
| 項目 | 会社公式ページの内容(2026年10月3日確認) |
|---|---|
| 基準日 | 毎年10月31日 |
| 200株以上600株未満 | ワイン1本 |
| 600株以上 | ワイン2本 |
| 保有期間の条件 | 継続して1年以上保有 |
| 「継続して1年以上」の意味 | 4月末日および10月末日の株主名簿に、同一の株主番号で各保有株式区分以上の株式を保有していることが連続3回以上記載または記録されていること |
| 注意点 | 株式をすべて売却した後に買い直すと株主番号が変わるため、継続保有とはならない |
| 贈呈の時期 | 毎年12月下旬を予定(順次発送) |
この条件を、隊長の買い方に当てはめて整理しました(公式文言からの資産防衛隊の読み取りです)。
| ケース | 200株以上の記録 | ワイン1本の最短の基準日 |
|---|---|---|
| 2026年10月末に200株を保有し、その後も保有 | 2026年10月末・2027年4月末・2027年10月末で連続3回 | 2027年10月31日(発送は2027年12月下旬予定) |
| 2026年10月末は100株、2027年4月末までに200株に増やし、その後も保有 | 2027年4月末・2027年10月末・2028年4月末で連続3回 | 2028年10月31日(発送は2028年12月下旬予定) |
- 公式文言では、条件は「各保有株式区分以上の株式」を同一の株主番号で連続3回以上です。100株の期間の記録は、200株(ワイン1本)の区分の回数には入らないと読めます。100株から200株に買い増した場合は、200株以上になった後の記録から数えることになります。
- 公式ページに書かれているのは「すべて売却した後に買い直すと株主番号が変わる」ことで、買い増しをした場合の株主番号の扱いは明記されていません。個別のケースは公式ページだけでは断定できないため、会社(総務部)や証券会社への確認が確実です。
- 2026年10月31日は土曜日のため、権利付最終日は10月28日(水)になる見込みです(資産防衛隊の計算。証券会社の画面で確認が必要です)。期末配当(40円予想)も同じ基準日です。
- 株主優待は会社の判断で内容の変更や廃止が行われることがあり、将来も同じ内容で受け取れることを保証するものではありません。
中期経営計画「Create The New Future」の目標
2025年12月に公表された中期経営計画(2026年10月期〜2028年10月期)の数値目標です。目標は会社の計画であり、実績ではありません。
| 項目 | 2025年10月期(実績) | 2026年10月期(現在の会社予想) | 2028年10月期(中計の目標) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 59,365 | 62,900 | 70,000 |
| うち化学品 | 44,127 | 46,300 | 50,000 |
| うち機械 | 15,238 | 16,600 | 20,000 |
| 営業利益 | 5,352 | 5,900 | 7,000 |
| 経常利益 | 5,401 | 6,000 | 7,000 |
| 純利益 | 3,851 | 4,400 | 5,000 |
| ROE | 9.4% | — | 10.5% |
- 資本効率:ROE10.5%、PBR1.5倍、時価総額700億円(2028年10月期)を目指すとしています。
- お金の使い道(3年間の累計):営業キャッシュフロー約145億円と外部からの調達(借入・補助金など)をもとに、株主還元(配当・自己株式取得)に80〜85億円、成長投資(新工場など)に75〜80億円、戦略投資(海外展開・M&Aなど)に30〜40億円を配分する計画です。
- 前の中計:2023年10月期〜2025年10月期の中計では、2度の上方修正を経た最終目標(売上高570億円・経常利益50億円・ROE8.9%)をすべて達成したと会社は説明しています。
隊長が一番気にする半導体市況と、巴工業のリスク
隊長が一番気にしているリスクは半導体市況です。巴工業の事業のうち、半導体に関係する部分を一次資料で確認しました。
- 会社は中期経営計画で、化学品のうち機能材料関連と電子材料関連を「半導体部材」として区分しています。2025年10月期の2分野の売上高は合計9,595百万円で、化学品の約21.7%、全社の約16.2%です(資産防衛隊算出)。
- 2025年10月期は、機能材料関連(半導体製造用途向け)と電子材料関連(半導体組立用途向け)が伸び悩み、機能材料関連は前期の7,204百万円から5,227百万円に減りました。2026年10月期の第3四半期累計では、2分野とも前年同期より増えています。
- 機械事業でも、2026年10月期は前期にあった海外の半導体向け大型案件の反動で、海外向けの機械・装置工事が減りました。
- 会社は電子材料関連の方針として「半導体市況の影響を受けにくい新規商材・取引先の開発」を掲げています。
そのほか、会社の資料から確認できる巴工業ならではのリスク
- アンチモン相場:2025年10月期に大きく伸びた鉱産関連の樹脂向け添加剤(三酸化アンチモン)は、2026年10月期にアンチモン相場の下落と競合他社の供給回復で減収になっています。
- 大型案件と第4四半期:機械事業は大型案件の有無で売上・利益が動きやすく、2026年10月期は通期予想の達成に第4四半期の伸びが必要な見通しです。
- 新工場の投資:52億円の設備投資を予定しており、借入金の活用や、稼働後の生産・販売体制の立ち上がりが今後の確認点です。
- 海外・為替:中国のPVC向け遠心分離機、インド・東南アジアでの事業拡大など海外の比重があり、為替差損も計上されています。会社は中東情勢の影響を「現時点では軽微」としています(第3四半期決算説明資料)。
1,934円・1,900円・1,879円なら指標はどうなる?

ペン隊員の疑問・解説
「隊長が注目している1,879〜1,934円や、買い増しを考えている1,650〜1,700円だと、配当利回りやPERはどれくらいになるの?」
| 株価 | 予想PER | PBR | 予想配当利回り | 100株の金額 | 200株の金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1,918円(10/2終値) | 12.83倍 | 1.29倍 | 3.96% | 19.18万円 | 38.36万円 |
| 1,934円 | 12.93倍 | 1.30倍 | 3.93% | 19.34万円 | 38.68万円 |
| 1,900円 | 12.71倍 | 1.28倍 | 4.00% | 19.00万円 | 38.00万円 |
| 1,879円 | 12.57倍 | 1.27倍 | 4.04% | 18.79万円 | 37.58万円 |
| 1,700円 | 11.37倍 | 1.15倍 | 4.47% | 17.00万円 | 34.00万円 |
| 1,650円 | 11.03倍 | 1.11倍 | 4.61% | 16.50万円 | 33.00万円 |
これは、隊長が注目している価格帯を数字に置き換えた計算例です。買い推奨価格・目標株価ではありません。どの価格で買うかは隊長本人の判断であり、株価がこの範囲で止まることを示すものでもありません。予想EPS・予想配当は会社予想で、実績とは異なる可能性があります。
🚨 隊長の現場判断
隊長の現在の現場判断(2026年10月3日時点)
👀 警戒監視
巴工業は未保有。現在の株価でも欲しいと考え、実際の購入を検討しています。1,879〜1,934円の価格帯、特に1,879円付近で日足ベースで反発するかを確認したい段階。最終的に200株を目指し、100株から入る方法も候補です(買い推奨価格・目標株価ではありません)。

隊長本人の判断
「まだ購入していませんが、現在価格でも欲しいと考えており、実際の購入を検討しています。」
2026年10月3日時点で、隊長は巴工業の現物を保有していません。
今後の追跡ポイント
| 追跡する項目 | 2026年10月3日時点の状況 |
|---|---|
| 隊長が現物を購入したか | 未購入(100株からの購入も候補) |
| 1,879円付近での日足の反応 | 確認中(10月2日終値1,918円、安値1,911円) |
| 200株に到達したか | 未保有 |
| 1,650〜1,700円への到達 | 未到達 |
| 2026年10月期 本決算・第4四半期の利益 | 2026年12月予定(2026年10月期 本決算。日付は会社の発表待ち。前期の本決算は2025年12月11日に発表) |
| 2027年10月期の会社予想・配当予想 | 本決算で公表予定 |
| 配当方針(DOE5%下限・配当性向50%以上)の継続 | 2028年10月期までの中計期間の方針 |
| 半導体関連(機能材料・電子材料)の売上 | 第3四半期累計は前年同期比で増加 |
| 鉱産関連(アンチモン)の動き | 第3四半期累計は前年同期比2,379百万円の減収 |
| 機械の受注残高 | 第3四半期末11,285百万円(会社は期末に過去最高水準を見込む) |
| 新綾瀬工場 | 2027年10月稼働予定 |
| 株主優待(ワイン) | 制度は継続中。隊長の受け取り時期は保有株数と時期で決まる |
その後の追跡
- 2026年10月3日 👀 警戒監視(未保有)。1,879〜1,934円の価格帯で、1,879円付近の日足の反応を確認している段階。
主な参考資料
一次資料(会社・公的開示)
- 巴工業「2026年10月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年9月14日)
- 巴工業「2026年10月期 第3四半期決算説明資料」(2026年9月16日)
- 巴工業「2025年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」(2025年12月11日)
- 巴工業「中期経営計画〈2026年10月期-2028年10月期〉『Create The New Future』」説明資料(2025年12月23日)
- 巴工業 2017年・2019年・2021年・2023年10月期の各決算短信(10期推移の確認)
- 巴工業 公式サイト「株主優待制度」「業績の推移」(2026年10月3日確認)
二次資料・市場データ
- Yahoo!ファイナンス 巴工業(6309)株価・時系列データ・市場区分(2026年10月2日終値)
- TradingView(月足・週足・日足・4時間足チャート、2026年10月3日保存)
本記事は企業の一次資料を中心にAIを活用して調査・整理し、最終的な評価・チャート分析・所感は隊長本人が行っています。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身の責任で行ってください。免責事項の詳細はこちらをご確認ください。


コメント