日本電技
証券コード:1723|東証スタンダード
以前から購入候補として見ていた日本電技。株式の売出し発表後に急落した今、隊長が「2,050円で買うか」を考える記録です。隊長は現在、👀警戒監視。
📉売出し発表後に急落|🏢空調計装|🖥️データセンター案件|🧮予想PER約15.6倍

隊長が以前から購入候補として見ていた日本電技(1723)。2026年9月28日に既存株主による株式の売出しが発表され、翌営業日から株価が大きく下がりました。
この記事では、「なぜ下がったのか」「会社そのものは悪くなったのか」「狙っていた2,050円で買うのか」を、隊長が実際に考えている過程として記録します。
本記事は企業の一次資料を中心にAIを活用して調査・整理し、最終的な評価・チャート分析・所感は隊長本人が行っています。🔥隊長の本音/隊長本人の判断/隊長が見ているポイント のラベルが付いた枠は隊長本人の言葉です。それ以外の本文は🤖AI調査班による一次資料の整理、🐼パン隊員はチャートの確認、🐧ペン隊員は初心者向けの補足です。
30秒でわかるこの記事
【2026年10月2日終値時点/2027年3月期第1四半期決算まで反映/売出価格は未決定(10月6〜9日に決定予定)】
10月2日終値
2,125円
売出し発表前(9/28)2,544円から約16.5%下落
予想PER/PBR
15.6倍/2.88倍
会社予想EPS・1Q末BPSで算出
予想配当利回り
2.64%
2027年3月期予想 年56円
- どんな会社? ビルや工場の空調を自動で制御する「空調計装」が売上の約9割。借入金はなく、2026年3月期の売上高・利益は直近10期で最高。
- なぜ取り上げた? 隊長が購入候補として見ていた銘柄で、株式の売出し(PO)発表後に株価が大きく下がったため。
- 注目点 受注・繰越工事の増加、データセンター向け案件への会社の言及、BPSの10期連続増加、配当方針の引き上げ。TOPIX初回定期入替での採用の可能性にも注目(結果は10月7日公表予定・未決定)。
- 警戒点 売出し株数は最大443万400株(発行済株式の約6.8%)。売出価格は未決定で、決定後も需給の動きが続く可能性。
- 現在のスタンス 👀 警戒監視(未保有)。2,050円付近での株価の反応を確認したい段階。
🐼 チャートで現在地を確認
隊長がTradingViewで保存した4枚のチャートを、パン隊員が長い時間軸から順に確認します(いずれも2026年10月2日終値までの表示)。
月足:長い上昇のあと、高値圏でもみ合い

パン隊員の確認
「月足では2023年ごろから大きく上昇したあと、2,100円〜2,500円前後でもみ合っています。株価は25本移動平均線(約1,646円)より上にありますが、MACDはシグナル線を下回り、ヒストグラムがマイナスになっています。RSIは58.75です。」

隊長が見ているポイント
「月足はMACDがシグナル線を下回っていて、現時点では積極的に買いたい形ではないと見ている。ただ、長期的な上昇トレンド自体が完全に崩れたとはまだ見ていない。」
週足:売出し発表の週に大きな陰線

パン隊員の確認
「週足では、売出し発表を挟んだ週に始値2,551円から終値2,125円まで下げる大きな陰線が出て、25本移動平均線(約2,343円)を下回り、RSIは45.89です。週足MACDはシグナル線をわずかに上回っています。ただ、両線の差は小さく、強い上向きの勢いが出ている状態とは見にくいです。」

隊長が見ているポイント
「週足はわずかに上向き方向ではあるけど、明らかに勢いが弱いと見ている。」
日足:9月29日に急落、移動平均線を大きく下回る

パン隊員の確認
「日足では9月29日に大きく下げ、その後も終値ベースで下落が続いています。株価は25日移動平均線(約2,413円)と200日移動平均線(約2,368円)をどちらも下回り、RSIは34.73まで低下しました。この画像には出来高が表示されていないため、出来高の変化は画像からは確認できません。」

チャートの黄色い水平ライン(2,089円)は、隊長がチャート上で意識している価格帯です。一方、今回実際に購入を検討している価格は2,050円付近。価格がそこまで下がった場合は、日足で下げ止まりや反発の兆候が出るかを確認したいと考えています。
隊長が見ているポイント
「ただし、日本電技はデータセンターなどの需要も期待している企業なので、まず日足レベルで2,050円付近に到達したときに株価がどう反応するかを確認したい。」
「2,050円付近で反発・下げ止まりの兆候が確認できるかを見てから購入したい。」
4時間足:短期の下げの勢いを確認

パン隊員の確認
「4時間足ではRSIが25.31と30を下回り、MACDもシグナル線の下にあります。株価は200本移動平均線(約2,305円)より下で推移しています。隊長は、4時間足はエントリー位置を探すときの補助として見ています。」

隊長が見ているポイント
「4時間足以下については、企業そのものを買うかどうかの判断というより、「実際にどこでエントリーするか」を探るときの補助として使う。」
※黄色の水平ライン(2,089円)は隊長がチャート上で意識している価格帯を示したもので、この価格で止まる・反発する、支持線として機能することを示すものではありません。RSI・MACDの数値は画像に表示された2026年10月2日終値時点のものです。
🚒 隊長はなぜ今、日本電技を調べ直しているのか

🔥 隊長の本音
「今回伝えたいことは大きく2つ。」
「1つ目は、「POによって、狙っていた企業を安く買える機会になるかもしれない」ということ。」
「2つ目は、今回の日本電技については、株価が大きく下がった理由を調べると既存株主による大規模な売出しが発表されたタイミングと重なっている。」
🔥 隊長の本音
「単に、「急落したから危ない」と見るのではなく、なぜ下がったのかを調べた上で、企業の業績や財務まで確認して判断したい。」
「もともと自分が購入候補として見ていた銘柄なので、今回の記事では、「自分が実際に買いたい候補銘柄を、購入するかどうか考えている過程」そのものを紹介したい。」
隊長本人の判断
「今でも買いたい。」
「やはり2,050円くらいで狙いたい。」

隊長が見ているポイント
「トレンドとしてデータセンター需要があり、今後も需要が期待できそうなところ。」
「BPSなどの推移も悪くなく、配当性向にも余裕が見られるので、今後の増配にも期待している。」
「また自己資本比率が高く、財務面で安心感があるところも魅力。」
隊長本人の判断
「2026年10月のTOPIX初回定期入替で新規採用される可能性にも注目している。採用が決まったわけではないが、購入を検討している理由の一つ。」
日本電技の会社の特徴や利益率の高さについては、以前の記事「日本電技(1723)を徹底分析|高い利益率の理由は?計装の強みと成長性を見る」でも詳しく整理しています。
🔍 もっと詳しく企業を調べる
ここから先は、AI調査班が決算短信・有価証券報告書・会社公式IRなどの一次資料をもとに確認した内容です。
日本電技はなぜ急落した?売出し発表と株価の時系列
2026年9月28日(月)16時、日本電技は「株式の売出しに関するお知らせ」を開示しました。翌営業日の9月29日、株価は前日終値2,544円から始値2,430円、終値2,203円(−13.4%)まで下がり、出来高は742,700株と発表前7営業日の平均(約18.7万株)の約4倍になりました。
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 出来高 |
|---|---|---|---|---|---|
| 9/25 | 2,543 | 2,568 | 2,517 | 2,559 | 139,100 |
| 9/28(引け後に発表) | 2,551 | 2,578 | 2,531 | 2,544 | 175,400 |
| 9/29 | 2,430 | 2,436 | 2,169 | 2,203 | 742,700 |
| 9/30 | 2,240 | 2,290 | 2,185 | 2,189 | 471,900 |
| 10/1 | 2,188 | 2,215 | 2,165 | 2,166 | 347,000 |
| 10/2 | 2,165 | 2,193 | 2,115 | 2,125 | 303,800 |
10月2日終値は2,125円で、発表前の9月28日終値から約16.5%下落しています。下落が売出し発表と同じタイミングで起きたことは事実ですが、株価の動きにはさまざまな要因があり、下落の理由を1つに断定することはできません。
なお、市場ニュースでは、フィスコが9月29日に「目先の需給悪化を警戒する動きが優勢に」と報じています(市場の見方であり、会社の開示ではありません)。
そもそもPOって何?「売出し」と「増資」の違い

ペン隊員の疑問・解説
「ニュースで「PO」って聞いたけど、会社が株を増やしてお金を集めることなの?僕たちの持っている株の価値が薄まっちゃうの?」
PO(公募・売出し)は、証券会社を通じて多くの投資家に株を販売する仕組みの総称です。中身は大きく2種類あります。
| 公募増資 | 株式の売出し(今回) | |
|---|---|---|
| 誰の株? | 会社が新しく発行する株 | 既存株主がすでに持っている株 |
| お金は誰に入る? | 会社 | 株を売る株主(会社には入らない) |
| 発行済株式数 | 増える | 変わらない |
| 1株あたりの価値の希薄化 | 起こる | 起こらない |
今回は新しい株を発行しないため、発行済株式数(65,580,000株)は変わらず、1株あたりの利益が薄まる「希薄化」は起きません。会社の財務内容も、売出しそのものでは変わりません。一方で、これまで銀行などの株主が持っていた株が市場の投資家に渡るため、一時的に「売りたい株が増える」需給面の影響を受ける可能性があります。

ペン隊員の疑問・解説
「なるほど!会社がお金を集めるんじゃなくて、持っていた人が手放すんだね。だから会社の中身は変わらないけど、株の需給には影響するかもしれないんだ。」
今回、誰が何株売る?
| 売出人 | 売出株数 | 180日間のロックアップ |
|---|---|---|
| 株式会社みずほ銀行 | 2,182,200株 | あり |
| 株式会社三井住友銀行 | 540,000株 | 開示に記載なし |
| 島田 良介(代表取締役社長) | 500,000株 | あり |
| 菊野 泉 | 500,000株 | あり |
| 前澤給装工業株式会社 | 130,400株 | 開示に記載なし |
| 引受人の買取引受による売出し 合計 | 3,852,600株 | |
| オーバーアロットメントによる売出し(上限) | 577,800株 | — |
| 最大合計 | 4,430,400株 |
最大合計の4,430,400株は発行済株式数の約6.8%(自己株式を除くと約7.0%、資産防衛隊算出)にあたります。10月2日終値で換算すると約94億円の規模です。
会社は売出しの目的について、株式の持合いの見直しを進める中で複数の株主から売却の意向を確認したため、公平な売却機会を提供し、市場での売却による株価への影響を緩和するためと説明しています。あわせて、株式の流動性の向上と投資家層の拡大も目的に挙げています。
ロックアップとは、一定期間、追加で株を売らないという約束です。今回はみずほ銀行・島田良介氏・菊野泉氏のほか、売出人ではない株主のアズビル・島田祥子氏・島田淳子氏も、受渡期日から180日目までみずほ証券の承諾なく売却しないことになっています(みずほ証券の判断で解除される場合があります)。三井住友銀行と前澤給装工業については、開示にロックアップの記載はありません。
オーバーアロットメントとシンジケートカバー取引

ペン隊員の疑問・解説
「「オーバーアロットメント」と「シンジケートカバー取引」って何?名前が難しすぎるよ…。」
オーバーアロットメントは、需要が多い場合に主幹事のみずほ証券が株主から株を借りて、追加で販売する仕組みです(今回は上限577,800株。需要によっては減ったり、行われなかったりします)。借りた株を返すため、みずほ証券は2026年11月6日までの期間に市場で株を買う「シンジケートカバー取引」を行うことがあります。この期間は、こうした取引が株価の動きに関係する場合があります。
日本電技のPOに参加するならどうすればいい?

ペン隊員の疑問・解説
「POに参加したい場合、いくらで買えるの?いつもの証券会社で申し込めるの?」
売出価格はどう決まる?
売出価格は2026年10月6日〜9日のいずれかの日(売出価格等決定日)に決まります。決定日の終値に0.90〜1.00を掛けた価格を仮条件とし、需要の状況などを見て決めます。例えば決定日の終値が2,125円なら、仮条件は約1,912円〜2,125円です(資産防衛隊の計算例)。2026年10月3日時点で、実際の売出価格とディスカウント率(決定日の終値から何%低い価格になるか)はまだ決まっていません。
「0.90〜1.00」は売出価格を決めるときの範囲で、「10%引きで買える」と決まっているわけではありません。ディスカウント率は0〜10%の範囲で需要などを見て決まり、割引がごく小さい場合もあります。また、基準になるのは決定日の終値なので、それまでに株価が動けば売出価格も変わります。POで購入できた場合でも、受渡し後の株価が売出価格を下回ることはあります。
| 項目 | 内容(売出し開示より) |
|---|---|
| 売出価格等決定日 | 2026年10月6日(火)〜10月9日(金)のいずれかの日 |
| 申込期間 | 決定日の翌営業日から2営業日後まで |
| 受渡期日 | 決定日の5営業日後(例:10月6日決定なら10月14日、10月9日決定なら10月19日。10月12日は祝日。資産防衛隊の計算) |
| 申込単位 | 100株 |
| 主幹事 | みずほ証券 |
どこで申し込める?
POは、引受団に入っている証券会社を通じて申し込みます。今回の主幹事はみずほ証券です。主幹事以外の証券会社の構成や各社の取扱株数は、2026年10月3日時点の公開資料では確認できませんでした。
みずほ証券の公式案内によると、個人はネット倶楽部の抽選参加サービスか取引店で申し込みます。配分は売出価格が決まった後に決まり、抽選参加サービスでは購入申込の時点で買付代金に相当するお金(MRF・預かり金)が必要です。いずれも口座が必要です。
楽天証券で申し込める?
隊長本人が2026年10月3日に楽天証券の画面を確認したところ、「現在、取扱中の公募・売出(PO)銘柄はありません。」と表示されていました。証券会社の取扱いは今後変わる可能性もあるため、申し込む前に各社の画面で確認が必要です。
隊長は実際にどうする?

🔥 隊長の本音
「今回のPOには申し込んでみたい。」
「自分自身、購入を狙っている企業でこのようなPOが発表された経験が初めてなので、投資の勉強も兼ねて実際に参加してみたい。」
普段使っている楽天証券では取扱いがなかったため、隊長は今回のPO参加を目的に、主幹事のみずほ証券の口座開設を進めています(2026年10月3日時点。口座開設とPOへの申込みはまだ完了していません)。
隊長が見ているポイント
「今回特に気になっているのは、「売出価格がどこに設定されるのか」ということ。」
「狙っている企業でPOが発表された経験が初めてなので、今回は実際の値動きを追いながら勉強したい。」
TOPIXの初回定期入替とは?日本電技は対象になる?
TOPIX(東証株価指数)は、これまで原則としてプライム市場の銘柄で構成されてきました。JPX総研の見直しにより、2026年10月からはプライム・スタンダード・グロースの全市場の銘柄を対象に、売買代金回転率(売買の活発さ=流動性)と浮動株時価総額の基準によって、年1回、構成銘柄を入れ替える仕組みに変わります。その初回が2026年10月の定期入替です。
| 項目 | 内容(JPX総研の公表資料より) |
|---|---|
| 選定の対象 | 8月最終営業日時点のプライム・スタンダード・グロース各市場の指数の構成銘柄(整理銘柄・特別注意銘柄を除く) |
| 判定に使うデータ | 2026年8月最終営業日を基準日とした、それ以前12か月の売買代金や8月の浮動株時価総額 |
| 新しく追加される銘柄の基準 | 年間売買代金回転率が0.2以上で、かつ、浮動株時価総額の累積比率が上位96%以内 |
| 選定結果の公表 | 10月第5営業日にJPXウェブサイトで公表(2026年は10月7日(水)。資産防衛隊の計算) |
| 入替の実施日 | 10月最終営業日(2026年10月30日(金)) |
日本電技について、事実として確認できること
- 日本電技は東証スタンダード上場のため、今回の選定の対象になり得ます。
- JPXが公表している2026年8月31日時点のTOPIX構成銘柄一覧に、日本電技は含まれていません。このため、判定される場合は「新しく追加する銘柄」の基準が使われます。
- 2026年10月3日時点で選定結果は公表されておらず、日本電技のTOPIX採用は決まっていません。
- 判定には日本電技の浮動株比率や売買代金の中央値が必要ですが、公開されている資料からは正確に計算できないため、日本電技が基準を満たすかどうかは、JPXの一次資料からは判定できません。
- 判定に使うデータは2026年8月までのものです。9月28日の売出し発表やその後の株価の動きは、今回の判定データの期間に含まれません。
なお、市場の見方(二次情報)として、株式新聞のコラム「<新・先読み作戦指令室>初の定期見直し迫る、TOPIX採用候補をマーク:日本電技」が、日本電技をTOPIX採用候補として取り上げています。これは報道機関の見方であり、JPXの判断や公式な候補リストではありません。
POとTOPIXの日程を整理
| 日付 | 予定 | 内容 |
|---|---|---|
| 10月6日(火)〜9日(金)のいずれかの日 | POの売出価格等決定日 | 売出価格・ディスカウント率・申込期間が決まる |
| 10月7日(水) | TOPIX選定結果の公表(予定) | JPXが初回定期入替の構成銘柄を公表 |
| 決定日の5営業日後 | POの受渡期日 | 10月14日〜19日のいずれか(決定日による) |
| 10月30日(金) | TOPIX初回定期入替 | 選定された銘柄の入替を実施 |
| 11月6日(金)まで | シンジケートカバー取引期間の最終日 | 行われる場合 |
TOPIXに採用されるかどうかや、日程が重なることが株価にどう影響するかを、この記事では予測しません。結果が出たら「その後の追跡」に追記します。
業績そのものは悪くなっている?
売出しは株主が株を売る取引で、会社の業績とは別の話です。では、業績はどうなっているのでしょうか。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(会社予想) | 2027年3月期 第1四半期 |
|---|---|---|---|
| 受注高 | 54,001(+23.4%) | 52,500 | 15,971(+30.8%) |
| 売上高 | 46,371(+7.7%) | 51,500(+11.1%) | 8,696(+3.2%) |
| 営業利益 | 11,821(+29.6%) | 12,500(+5.7%) | 1,756(+39.4%) |
| 純利益 | 8,442(+31.6%) | 8,700(+3.0%) | 1,298(+39.3%) |
| EPS | 132.49円 | 136.51円 | 20.37円 |

2026年3月期の売上高・営業利益・純利益は、2017年3月期以降の10期で最も高い水準です。第1四半期も受注高が前年同期比+30.8%、営業利益が+39.4%と伸び、繰越工事高は40,751百万円(+37.5%)まで積み上がっています。会社予想は第1四半期時点で修正されていません。
第1四半期の営業利益は通期予想の14.0%ですが、日本電技は売上が第4四半期に集中しやすい季節性があると会社自身が説明しているため、四半期だけで判断しにくい点には注意が必要です。2026年3月期末の自己資本比率は76.7%で、借入金はありません。
日本電技はどんな会社?空調計装とデータセンター
日本電技の主力は「空調計装」です。オフィスビル・工場・病院・研究所・学校などの空調を、センサーや制御装置で自動的に最適な状態に保つシステムを設計・施工・保守しています。2026年3月期の売上高のうち約9割(41,697百万円)が空調計装で、残りが工場の生産ラインなどを対象とする産業システムです。
空調計装には建物を新しく建てるときの「新設」と、既存の建物の設備を更新する「既設(改修)」があります。第1四半期の空調計装の受注高14,776百万円のうち、既設が10,797百万円でした。
隊長本人の判断
「さらにデータセンターなど、今後需要が期待できる分野も押さえているので、個人的には期待している。」
AI調査班の補足:会社はデータセンターについて何と言っている?
- 2027年3月期第1四半期の決算短信では、空調計装の受注増加について「工場及びデータセンター向け物件等の既設工事が増加」と説明しています。
- 2026年3月期の決算短信の今後の見通しでは、「首都圏の再開発案件や工場、データセンターなど、新設を中心とした大規模案件が完成及び出件される見通し」としています。
- ただし、データセンター向けの受注額・売上比率・利益への寄与は、開示資料では確認できませんでした。
データセンター需要への期待は隊長本人の見方であり、会社がデータセンター向けの数値目標を示しているわけではありません。
BPS・配当・自己資本比率の10年
| 決算期 | BPS | 1株配当 | 配当性向 | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月期 | 288.30円 | 9.38円 | 30.0% | 65.3% |
| 2018年3月期 | 311.22円 | 9.63円 | 30.1% | 65.3% |
| 2019年3月期 | 336.39円 | 11.75円※ | 33.7% | 63.5% |
| 2020年3月期 | 373.34円 | 14.88円 | 29.9% | 62.0% |
| 2021年3月期 | 416.23円 | 15.63円 | 30.1% | 70.8% |
| 2022年3月期 | 450.57円 | 14.25円 | 30.1% | 74.8% |
| 2023年3月期 | 484.95円 | 19.00円 | 38.4% | 71.8% |
| 2024年3月期 | 541.19円 | 23.00円※ | 31.4% | 74.9% |
| 2025年3月期 | 620.02円 | 30.50円 | 30.3% | 74.7% |
| 2026年3月期 | 735.21円 | 40.00円 | 30.2% | 76.7% |
| 2027年3月期(予想) | — | 56.00円 | 41.0% | — |
BPS(1株あたり純資産)は10期すべてで前期より増え、288.30円から735.21円まで約2.6倍になりました。1株配当も9.38円から40.00円に増えていますが、2022年3月期は前期より減っており、毎年増え続けてきたわけではありません。配当性向は2026年3月期まで概ね30%前後でした。

隊長本人の判断
「配当性向にはまだ余裕があるので、将来的な増配にも期待している。」
AI調査班の補足:会社の配当方針
会社の2027年3月期の予想配当は56円で、予想配当性向は41.0%です。会社は2026年5月に資本政策の基本方針を変更し、2027年3月期の配当から、「業績に多大な影響を及ぼす事象が無い限り、配当性向40%以上もしくはDOE(連結株主資本配当率)7%以上を基準に累進的な配当を基本とする」としています。
累進的配当は、会社が掲げる方針であり、将来の増配が約束されているわけではありません。「将来の増配に期待している」のは隊長本人の見方です。
2,000円・2,050円・2,100円なら指標はどうなる?
隊長本人の判断
「現在の配当利回り自体は2.5%前後だが、長期的にBPSも安定して上昇している。」
AI調査班の補足:2027年3月期の予想配当56円で計算すると、10月2日終値2,125円での予想配当利回りは約2.64%、2,050円なら約2.73%です。
| 株価 | 予想PER | PBR | 予想配当利回り | 100株の金額 |
|---|---|---|---|---|
| 2,544円(発表前 9/28) | 18.6倍 | 3.44倍 | 2.20% | 約25.4万円 |
| 2,125円(10/2終値) | 15.6倍 | 2.88倍 | 2.64% | 約21.3万円 |
| 2,100円 | 15.4倍 | 2.84倍 | 2.67% | 約21.0万円 |
| 2,050円 | 15.0倍 | 2.77倍 | 2.73% | 約20.5万円 |
| 2,000円 | 14.7倍 | 2.71倍 | 2.80% | 約20.0万円 |
| 1,900円 | 13.9倍 | 2.57倍 | 2.95% | 約19.0万円 |

隊長本人の判断
「まず意識しているのは2,050円。」
「2,050円で、とりあえずインしたい。」
「現時点では、「2,100円なら必ず買う」「2,000円なら必ず追加する」など細かく価格ごとに決めているわけではない。」
「その後さらに株価が下がっていく場合は、状況を見ながら買い増しを検討する。」
※2,050円は隊長本人が購入を検討している価格であり、買い推奨価格・目標株価ではありません。この価格で株価が止まる・反発することを示すものでもありません。
🚨 隊長の現場判断
隊長の現在の現場判断(2026年10月3日時点)
👀 警戒監視
日本電技は未保有。週足はわずかに上向き方向でも勢いは弱いと見ており、まず日足で2,050円付近に到達したときの株価の反応を確認する段階です。

隊長本人の判断
「POより前に2,050円へ到達した場合は、まず市場で100株買いたい。」
「さらに今回のPOで購入できるのであれば、100株追加したい。」
「つまり現時点のイメージでは、市場:100株、PO:100株、合計200株までが最初の候補。」
「その後さらに下落した場合は、状況を見ながら追加購入を検討する。」
隊長が見ているポイント
「配当方針が悪い方向へ変わった場合や、決算が明らかに悪化しているような場合は、購入を改めて検討する。」
「単に株価が下がっただけで企業そのものが悪くなったとは判断しない。」
2026年10月3日時点で、隊長は市場でもPOでも日本電技を購入していません。
今後の追跡ポイント
隊長が見ているポイント
「売出価格決定前後、申込期間、受渡日、シンジケートカバー取引などを追跡して、株価が実際にどう動くのかも見ていきたい。」
| 追跡する項目 | 2026年10月3日時点の状況 |
|---|---|
| 売出価格 | 未決定(10月6日〜9日のいずれかの日に決定予定) |
| ディスカウント率 | 未決定 |
| PO申込期間 | 未決定(決定日の翌営業日から2営業日後まで) |
| みずほ証券の口座開設 | 手続き中(未完了) |
| 隊長のPO申込み | まだ申し込んでいない |
| 抽選・配分の結果 | 未定 |
| 市場で2,050円に到達したか | 未到達(10月2日の安値は2,115円) |
| 市場で100株購入したか | 未購入 |
| POで100株購入できたか | 未定 |
| 受渡日 | 未決定(決定日の5営業日後) |
| シンジケートカバー取引 | 未定(行われる場合は2026年11月6日まで) |
| TOPIX採否 | 未公表(JPXが10月7日に公表予定。採用・非採用とも結果を追記) |
| TOPIX初回定期入替 | 2026年10月30日(金)予定 |
| 次回決算 | 2026年11月4日予定(二次情報。会社公式IRの年間スケジュールでは「11月 第2四半期決算発表」とのみ記載で、日付は公式未確認) |
その後の追跡
- 2026年10月3日 👀 警戒監視(未保有)。売出価格は未決定。TOPIX選定結果は未公表。みずほ証券の口座開設を進めている段階。
以前の日本電技分析も振り返る
今回の記事は、株式の売出し発表後に日本電技を改めて調べ直した記録です。売出しが発表される前に、日本電技の事業・利益率・成長性などを調べた記事も公開しています。
「以前は日本電技をどう見ていたのか?」
今回の記事とあわせて読むことで、売出し前と現在で隊長の見方がどう変わったのか、また変わっていない部分はどこなのかを比較できます。
主な参考資料
一次資料(会社・公的開示)
- 日本電技「株式の売出しに関するお知らせ」(2026年9月28日)
- 日本電技「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年7月24日、同年9月28日に期中レビュー完了版を開示)/第1四半期決算補足資料
- 日本電技「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年5月7日)
- 日本電技「資本政策の基本方針の変更に関するお知らせ」「剰余金の配当(増配)に関するお知らせ」(2026年5月7日)
- 日本電技「政策保有株式の縮減方針に関するお知らせ」(2026年7月24日)
- 日本電技 2017年3月期〜2025年3月期の各決算短信(10期推移の確認)
- JPX総研「東証指数算出要領(TOPIX編)2026年10月1日版」(2026年7月24日発行)/「TOPIX等の見直しの概要」(2026年5月)/TOPIXの見直し「第2段階の見直し」
- JPX TOPIX構成銘柄ウエイト一覧(2026年8月31日時点)
二次資料・市場データ
- Yahoo!ファイナンス 日本電技(1723)株価・時系列データ・指標(2026年10月2日終値)
- フィスコ「日本電技—大幅続落、株式売出による需給悪化を警戒」(2026年9月29日)
- 株式新聞「<新・先読み作戦指令室>初の定期見直し迫る、TOPIX採用候補をマーク:日本電技」(2026年8月)
- みずほ証券 PO銘柄紹介・申込案内(公式サイト)
- 楽天証券 IPO/PO取引ルール(公式サイト)
- TradingView(月足・週足・日足・4時間足チャート、2026年10月3日保存)
本記事は企業の一次資料を中心にAIを活用して調査・整理し、最終的な評価・チャート分析・所感は隊長本人が行っています。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終判断はご自身の責任で行ってください。免責事項の詳細はこちらをご確認ください。


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