「パン隊員のデイトレ道場」第5戦の記録です。銘柄は野村不動産ホールディングス(3231)。2026年9月30日に買い、同じ日のうちに全株を売りました。
今回は、大きな流れは弱いと見て警戒しながら、短期の反発だけを狙ったトレードです。「大きな流れへの警戒」と「短期反発狙い」を分けて記録します。
この記事は、①30秒でわかる今回のトレード → ②パン隊員のチャート確認 → ③隊長が当時どう考えたか(実戦判断)→ ④AIによる材料の検証(事後検証)→ ⑤振り返り、の順に読めるように構成しています。隊長本人の判断はラベル付きの枠で表示し、AIが後から調べたこととは分けています。特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
30秒でわかる今回のトレード
| 銘柄 | 野村不動産HD(3231) |
| 期間 | 2026/9/30(当日中) |
| 買い | 870.5円×1,000株 |
| 売り | 878.3〜878.4円 |
| 損切りライン | 868円 |
| 実現損益 | +7,810円 |
| 結果 | 勝ち |
- 取引:一般信用(弁済期限「1日」)。IN・OUTとも指値で、当日中に全株を売却
- 売りの内訳:878.4円×100株、878.3円×900株(1,000株の売り注文が自動で4件に分かれて約定)
- エントリー:9月29日の大幅下落をXで知り、9月30日の値動きを見て狙った。大きな流れは弱いと警戒しつつ、1時間足・5分足のRSIの底打ち感などから短期反発を狙って870.5円の指値で購入
- 決済:後場に狙い通り上昇。5分足のRSIに一時的な天井感が出たため、指値で利確
取引の数字は楽天証券の取引履歴(2026年10月5日取得)。エントリー・決済は隊長本人の判断の要約です。
今回の取引は手数料・税金等・金利がいずれも0円で、実現損益は値幅どおりの金額です。内訳は⑤の「結果」にあります。
🐼 パン隊員|チャート確認
隊長がこのトレードで判断に使ったのは、月足・日足・1時間足・5分足の4つです。各チャートの下で、パン隊員が見るポイントを一言で案内し、続けて隊長本人がそのチャートをどう見ていたかを載せます。
チャートは2026年10月5日に作成したため、右側にはトレード後の値動きも写っています。画像の左上などに表示されている移動平均線・MACD・RSIの数値は10月5日時点の値です。画像に表示されているVWAP(緑・青の帯状の線)は、チャート作成時の設定で表示されているもので、9月30日の当時は判断に使っていません。日足・1時間足の時間軸にある青い「D」は、TradingViewの配当の表示です。
月足:大きな流れ


🐼 パン隊員の見るポイント
「ここは大きな流れを見る月足で、緑の上昇ラインと今の株価の位置関係に注目だよ。」
隊長が見ているポイント
「大きな流れは、緑の上昇ラインで見ていた。」
「ただ、ファンダメンタル的には金利上昇もあって、最近の直近トレンドは下降トレンドとして赤で見ている。880円前後の赤い破線は、直近の下降トレンドの中間を表す線。」
「長期トレンドは上昇ラインで見ていた。ただ、緑の上昇ラインを明確に割ったので、上昇が弱くなっているか、下降トレンドへ変化した可能性があると見ている。」
「ファンダメンタル面でも、金利上昇によって不動産関連には下方向の圧力があると考えていた。だから、テクニカルでも下落トレンドになった場合には、今後の株価の下降速度が上がる可能性があると考えている。」
日足:全体の状況


🐼 パン隊員の見るポイント
「ここは全体の状況を見る日足で、直前の大きな下げとRSI・MACDの位置に注目だよ。」
隊長が見ているポイント
「日足ベースではRSIに底感が見られる。一方で、MACDを見ると、下降の勢いはまだ止まっていないように見ていた。」
「黄色の795.3円の水平線は過去の強い支持線で、今回は関係ない。」
1時間足:短期の流れ


🐼 パン隊員の見るポイント
「ここは短期の流れを見る1時間足で、大きく下げたあとのRSIとMACDの変化に注目だよ。」
隊長が見ているポイント
「1時間足は、日足とは少し違う見え方だった。RSIはかなり底打ち感があると見ていた。」
「MACDについても、下降の勢いが緩やかになって、回復方向へ向かっているように見ていた。」
5分足:実際のIN・OUT


🐼 パン隊員の見るポイント
「ここは実際のIN・OUTを見る5分足で、INからOUTまでの値動きに注目だよ。」
隊長が見ているポイント
「5分足では、870円台で価格が停滞していることを確認した。RSIにも底感が出ていて、1時間足と方向感がそろっているように見えた。だから「短期的にはそろそろ上昇するのではないか」と考えていた。」
- 870.5円の線(青):IN(9月30日、1,000株)
- 878.3円の線(赤):OUT(9月30日。878.3円×900株。878.4円×100株の線は引いていません)
- 黄色の縦線:今回トレードした期間の目安(実際の約定時刻を示すものではありません)
損切りライン(868円)の線はチャートに引いていません。9月30日の取引終了より右の値動きは、決済した後のものです。
🚒 隊長はどう考えた?
ここからは、9月30日に隊長本人が実際にどう決めたかです。チャートの見方は②に載せています。後から分かった値動きや、AIの調査結果は含めていません。
材料確認:前日の大幅下落をXで知った

隊長本人の判断
「9月29日の大幅下落をXで知り、9月30日の値動きを見て、狙って入った。」
エントリー:870.5円の指値。狙いは短期の反発だけ
隊長本人の判断
「870.5円で指値。5分足で870円台に停滞して、RSIにも底打ち感があるように見えた。1時間足でも同じように短期反発の可能性を見ていたので、そこまで大きく下には落ちないのではないかと考えて入った。」
「ただ、下降トレンド自体が終わったと判断したわけではない。損切りを浅く設定して、もし下降が続くなら一度小さく切り、下降が終わったと判断できたところで、再度買いで入ればいいと考えていた。」
「大きな流れは下方向と見ていたので、持っても1日だと考えていた。自分の中では、不動産株が中長期的に上方向へ進むという見方は、この時点では強くなかった。だから短期反発だけを狙った取引。」
「JAX400株と東証600株に分かれたのは自動で、自分で分けたわけではない。」
株数:いつもの資金量の範囲で1,000株

隊長本人の判断
「1回の取引をおおむね100万円程度にする考え。870.5円×1,000株で約87万円なので、いつもの資金量の範囲。」
損切り:868円(INの2.5円下)
隊長本人の判断
「損切り価格は868円。INは870.5円なので、2.5円下に設定した。すぐ下落しても損失が大きくならないように、かなり浅い損切りにした。」
「1,000株なので、単純な値幅ベースの想定損失は、2.5円×1,000株で2,500円。下降トレンドが続くなら一度損切りして、下降が終わったところで再度買いで入ればいいと考えていた。損切りポイントを浅めにしたのはそのため。」
決済:878.3〜878.4円の指値で利確

隊長本人の判断
「後場で十分に狙い通り上昇した。5分足のRSIにも一時的な天井感が出たので、利確した。OUTは指値。」
「878.3〜878.4円の4つの約定は、意図的な分割利確ではなく、1,000株の売却注文が自動的に分かれて約定したもの。」
🤖 AIで材料を検証
ここからはAIによる事後の検証です。隊長の売買が正しかったと証明するためではなく、取引履歴・株価データ・会社の開示・当時の報道で、何が起きていたかを確認します。
【確認できた事実】
9月28日〜30日の株価
| 日付 | 確認できたこと |
|---|---|
| 9/28 | 終値906.8円 |
| 9/29 | 始値884.8円(前日終値より22.0円安い)、安値870.1円、終値871円(前日比−35.8円、−3.95%) |
| 9/30 | 始値874.5円、安値869.3円、高値882.5円、終値880.6円(前日比+9.6円) |
出典:Yahoo!ファイナンス「野村不動産HD 時系列」(2026年10月5日確認)。9月30日の安値869.3円は、損切りライン868円の1.3円上でした。
配当と権利落ち
- 野村不動産HDは、2026年7月30日の「2027年3月期 第1四半期決算短信」で、中間配当(基準日9月30日)を1株22.00円と予想していました(年間44.00円、直近の予想からの修正なし)(決算短信)
- 株式の受け渡しは約定日から2営業日後のため、9月30日が基準日の中間配当の権利付最終日は9月28日、権利落ち日は9月29日でした
- 日足・1時間足の時間軸にある青い「D」は、TradingViewの配当(Dividends)の表示です(TradingView ヘルプ)
- 9月29日の始値の下げ幅(22.0円)は中間配当の予想額と同じ幅でした。一方、終値までの下げ(35.8円)はそれより大きく、権利落ちだけで説明できるとは言えません
会社の発表
- 野村不動産HDの適時開示は、9月2日の「統合レポート2026」のあと、10月5日の時点までありませんでした。9月29日〜30日の値動きを説明する会社の発表は確認できません
【市場で意識された可能性】
【AIによる事後評価】
- 隊長は、大きな流れ(上昇ラインを割った月足、下降の勢いが残る日足のMACD)を警戒しつつ、短期の材料(1時間足のRSI・MACD、5分足の横ばいとRSI)で反発だけを狙っていました。「持っても1日」「弁済期限1日の信用取引」「浅い損切り」という設定は、この狙いと一貫しています
- 損切りは870.5円の2.5円下(約0.29%)で、単純な値幅の想定損失は2,500円でした。9月30日の安値869.3円は損切りラインの1.3円上で、浅い損切りが発動しかけた場面もありました。損切り注文の条件は確認していないため、損切りになった場合の実際の損失額は分かりません
- 取れた値幅は約7.8円で、想定した下方向のリスク2.5円に対して約3.12倍です。これは手数料などを含む厳密な倍率ではなく、単純な価格差ベースの目安です
- 利益が出たことは、判断が正しかったことの証明ではありません。9月29日の下落の原因(権利落ち・金利・その他)も、確認できた資料からは特定できません
🐼 今回の振り返り
ここは、トレードが終わったあとの隊長本人の振り返りです。

🔥 隊長の本音
「今回については、自分が考えていた通りに進んだ、かなり綺麗なトレードができたと思っている。」
「特に良かったのは、損小利大の設定ができたこと。870.5円のINに対して868円の損切りなので、損切り幅は2.5円。実際のOUTは878.3〜878.4円なので、取れた値幅は約7.8円。単純な値幅ベースでは、想定した下方向のリスクに対して約3.1倍程度の値幅を取れた形になる。」
「ただ、2円台下のような浅い損切りは、すぐ損切りになる可能性も高いので、普段から毎回できる設定ではないと思っている。」
結果

ペン隊員の疑問
「7.8円×1,000株なら7,800円なのに、どうして実現損益は7,810円なの?」
ペン隊員の疑問への答え
1,000株のうち100株だけ、878.3円より0.1円高い878.4円で約定したからです。その100株の分が10円多くなっています。今回は手数料・税金等・金利がいずれも0円だったので、実現損益は値幅どおりの金額です。
| 返済(売り) | 返済損益 |
|---|---|
| 878.4円×100株 | +790円 |
| 878.3円×100株 | +780円 |
| 878.3円×200株 | +1,560円 |
| 878.3円×600株 | +4,680円 |
| 合計(1,000株) | +7,810円 |
| 勝敗 | 勝ち |
出典:楽天証券の取引履歴(2026年10月5日取得)。買いはすべて870.5円(JAX 400株・東証 600株に自動で分かれて約定)。売りの約定の内訳は、JAX 100株(878.4円)、東証 100株・JAX 200株・東証 600株(いずれも878.3円)。平均OUTは878.31円(数量で加重、計算は資産防衛隊)。
第5戦終了時点:5戦5勝0敗/
累計実現損益+60,195円
第1戦+20,400円、第2戦+3,677円、第3戦+13,644円、第4戦+14,664円、第5戦+7,810円の合計です。
デイトレ道場では、勝ちも負けも、同じ基準で記録していきます。
参考資料
- 野村不動産ホールディングス「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年7月30日)
- Yahoo!ファイナンス「野村不動産ホールディングス 時系列」
- TradingView「How can I enable/disable colored circles of earnings, splits or dividends on a chart?」
- Bloomberg「【日本市況】株式が続落、米金利高と配当権利落ち重し-中期債は上昇」(2026年9月29日)
- 日本経済新聞「不動産株が年初来安値 金利上昇が逆風、東証REIT指数も反落」(2026年5月18日)
- 楽天証券の取引履歴(隊長本人の口座、2026年10月5日取得)
- TradingView(野村不動産HD 月足・日足・1時間足・5分足、2026年10月5日作成)
外部サイトの情報は2026年10月5日に確認したものです。
注意事項
- この記事は、隊長個人の実際のトレード記録です。特定の銘柄の売買を推奨するものではありません
- チャートは将来の値動きを保証するものではありません。同じ形・同じ判断で、同じ結果になるとは限りません
- 信用取引は、差し入れた保証金を上回る損失が生じる可能性がある取引です
- 浅い損切りは、損失を小さくできる一方で、少しの値動きでも損切りになりやすい設定です
- 投資に関する最終判断は、ご自身の責任で行ってください。詳しくは免責事項をご確認ください
前回の第4戦では、メルカリ(4385)で損切り注文の有効期限を誤ったミスを含めて記録しています。


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